廃熱ボイラーで作られた蒸気を利用して発電を行っています。発電機は2,900キロワットの定格出力があり、発電した電力は施設内で利用し、余った電力は売却しています。

蒸気タービンは、蒸気の熱エネルギーを動力に変換する原動機です。本施設では「衝動式」と呼ばれるタービンを設置しており、ノズルから高温高圧の蒸気を羽根車に向かって吹き出し、衝撃力によって羽根車を回転させ、これを動力源として、発電機を回転させ電気を作り出します。

発電効率を高めるため、排気側を真空にする復水タービンを採用しており、また、施設全体の熱効率の向上を図るため、タービン中段で飽和蒸気を抽気し給湯熱源としています。

本施設で作られた電気は、「電気事業者による再⽣可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」のバイオマス発電として認定されており、太陽光発電や風力発電と同様に、二酸化炭素を排出しないクリーンな電源として地球温暖化防止に貢献しています。

※ごみに含まれる、木くず、塵芥類など生物的な有機物の割合分のみがバイオマス発電として認定されており、当施設の場合、発電電力の60%程度が相当しています。

蒸気タービン・発電機
蒸気タービン・発電機