どうして24時間連続でごみを燃やすのですか。

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大きく次の3つの理由があります。

  1. 焼却炉の起動・停止に時間がかかるので、毎日起動・停止することが難しい
    焼却炉の規模にもよりますが、本施設を例にすると焼却炉の起動(立ち上げ)に8~12時間、焼却炉の停止(立ち下げ)に3~4時間程度かかります。あらかじめ焼却炉が温かい状態であれば短くすることもできますが、毎日、起動・停止していると、ごみを燃やす時間が短くなってしまいます。
  2. 焼却炉の起動・停止時はごみの不完全燃焼が発生しやすくなる
    起動時のごみの燃やし始め、停止時の燃やし切る工程は、焼却炉の温度が低くなるため、安定燃焼が困難となり排気ガスの状態が不安定になる場合があります。
  3. 施設の建設費や維持管理費用を低減することができる
    1日8時間運転と比較すると、焼却炉の規模を1/3にすることができるので、ごみ焼却施設の高価な建設費用を大幅に縮減でき、敷地面積も小さくできます。また、焼却炉の起動・停止時に使用する燃料も少なくて済みます。
Category: 見学時の質問